kotaの一人旅行記 〜part 4 「下関→鳥栖」〜

ついに初・九州の地を踏む

さて、旅の二日目が始まりました。

眠い目をこすりこすり、なんとか6時半頃に起床。シャワーを浴び、ゆっくりと身支度をして8時頃にホテルを出る。


部屋の窓から外を見ると、晴れた空の向こうに海がちょこっとだけ見えたので、せっかくだから海でも見てから電車に乗ろうと歩き出す。
しかし・・・意外と海は遠くにあり、途中で断念。。。その代わり、九州に渡ってすぐの門司[もじ]で海を見ながら朝ごはんを食べようと思いつき、電車に乗り込む。

08:49 下関 → 門司 08:55 <<山陽本線 各停>>

本州から九州に渡るということで、あの「関門トンネル」を電車で通ったわけなんですが、何十分くらいかかるのかなぁ、なんて思っていたらあっという間。6分間でした。
降りたところは、もう、九州です。

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▲門司から下関方面を眺める。


駅を出ると、すごい潮の香りがするんです。その香りにつられるように海まで歩くと上のような景色が。
残念なことに、護岸工事かなにかをしていて、海辺までは入っていけなかったのですがなかなか絶景で。
今自分がたっているところが九州で、すぐ向こうに見えるあの陸地が本州なのだという、すごい近さ。よく見ると下関にある海峡ゆめタワーも見えました。

余談ですが、俺は昔から、山の一角に家が立ち並んでる景色というのが非常に好きなのです。イメージとしては、宮崎駿監督のジブリ映画、魔女の宅急便でキキが暮らし始める街のようなイメージ。

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▲こういうイメージ。


それに似た街並が、対岸にあったので俺はちょっとうれしくなったわけです。横道にそれましたね。


で、その海を眺めながらご飯が食べれるところはないか、、、とあたりを見渡すと、500mくらい向こうにモスバーガーの看板が。
なので暑い中そこまで重い荷物をもって歩いていくと、なんということであるか、やってない。

こっちのお店というのは、東京の感覚での開店時間より大幅に短いのですね。開店時間、10:00〜20:00という風に書いてある。


なので結局駅まで戻って、駅前のミスドへ。またミスドです。昨日も行ったのに。
おかげで、ミスドで飲茶を初めて食べましたよ。微妙な味で680円。高い。


10:07 門司 → 博多 11:25 <<鹿児島本線 快速>>

でもまぁとりあえず腹を満たし、また電車に乗ります。今日の目的地の一つ目は、博多。お目当てはもちろん、博多ラーメン

博多に向かう途中は、また三島由紀夫金閣寺を読んでいました。朝から少し重苦しい気持ちになりながらも、物語の展開にハラハラしながら読んでいると、あっという間に博多に。
もうこの頃になると、1時間ちょっと電車に乗っていても「あっという間」に感じてしまうくらいになっていました(笑)

博多に到着!!

さて、博多で降りてみるもどこにラーメン屋さんがあるのかさっぱりわからない。30分くらい駅の周りをブラブラ歩いてみるも、どこも東京にあるのと変わらないような普通のラーメン屋さんばかり。
せっかくきたのだから、それなりに有名なラーメンが食べたいなぁと思い、コンビニで「九州ウォーカー」を立ち読みしていると、博多のキャナルシティというショッピングモール(なのかな?)の中に「ラーメンスタジアム」なるものがあることをしり、そこを目指すことに。

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▲キャナルシティ博多。4Fから中庭を見下ろす。

キャナルシティ博多は、六本木ヒルズのようにたくさんのお店がひしめき合っている場所でした。でも六本木ヒルズほど高級感はなく、割と庶民に受け入れられそうな感じのお店も多く、ゲームセンターなどもありました。
写真のように変わった建物の形をしていて、中庭を囲うように建物がせり出してきていました。
ちゃんと歩き回らなかったからわからないけど、たぶん中庭のあるところはB1Fなのかな?そこには噴水があって、時間によっては豪華な噴水のショーが見られるみたいでしたが、俺はそんなものには目もくれずラーメンスタジアムを目指しました。


(失敗したな・・・。)


ラーメンスタジアムに着いたとき、率直にそう思いました。時間は12:00をちょっと回った頃。そして時分は、夏休み。めちゃめちゃ混んでいました。忘れてましたよ、家族連れというものの存在を。
そこにはたくさんのラーメン屋さんがひしめき合っていたのですが、どこのお店も20〜30人ずつ並んでいるという始末。
正直、ここで長時間並ぶくらいなら、また駅に戻って探そうかとも思ったのですが、せっかくきたのだから・・ということで、その中の「博多ラーメン 元祖だるま」というお店の列に並ぶことに。


なかなか進まない列に並び、周りを家族連れやカップルに囲まれて、俺が何をしていたかといえばさっきの読書の続き。
明らかに観光客っぽい荷物を持った若い男が一人、三島由紀夫を読みながらラーメン屋の列に並んでいる。なんと不思議な光景だろう


やっと店の中に入れたのは30分くらい後。元祖だるまラーメンを頼み、食べてみると、、、、おいしい!!

さすが、博多とんこつはおいしいな!別にラーメン通じゃないから、どうおいしいとか何のダシが効いてる、とかわからないけど、背脂が凄い浮いていて、なのに脂っこすぎなくて丁度良くて、すっごくおいしかったです。
しっかり替え玉したりして、満腹になって店を出ました。


行きはバスでしたが、帰りは博多駅まで腹ごなしに歩きました。といっても10分ほどの距離でしたが。
本当は天神のほうにも行ってみたかったけど、あまり佐賀の先輩を待たせたくないと思い、列車にまた乗り込みます。

13:57 博多 → 南福岡 14:09 <<鹿児島本線 各停>>
14:17 南福岡 → 鳥栖 14:40 <<鹿児島本線 準快>>

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▲南福岡駅。こういう看板みると、田舎って言う感じしますよね。


鳥栖[とす]駅に到着。ここはもう、佐賀県です!

ここで鹿児島本線から長崎本線に乗り換えて、目指すは旅の往路の目的地、佐賀駅。

姉さん!事件です!

この駅で電車を待っている時、今夜泊めてもらうことになっているその先輩(以降、ジョニー先輩と呼びます)から着信アリ。


「ああどうもジョニーさん、いま鳥栖まできましたよー!あと30分ぐらいで着きま・・・・・えっ!?!


ここで、事件が発生しました。それはまた、次のお話。

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